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出会う春 [牛どん日記]

3月になり、卒業して社会人になったり、新しくバイトを始める時期になった。つまり各店や職場で、いままでのバイトがやめたり、新しく新顔が入って来る時期だ。牛丼屋でも、Bホテルでもいつのまにか知っている顔がなくなり、新しい顔が登場したりする。どちらも私はあまりシフトに入っていないので、かなりあとから聞いて驚くばかりだ。特に別れもいえず去っていった人にはなんとなく心が残る。まあ、彼や彼女ならこれからうまくやっていくだろうと思いながら・・
よき別れと旅立ちであってほしい。自分から望む別れであってほしい。望まないで職場を去るのは耐えられない。明日からは今日よりもよい日であるように。春は別れと出会う季節なのだ。人は誰でも別れを経験しながら出会いを求めていく。それを大事にするかどうかはその人しだいだ。
いままで自分は一体どれだけの人と知り合い、別れてきたろう?もしホテルに泊まる人とも出会いの中に入れたら、膨大な数になる。
より多くの人と知り合えたら価値があるというものではない。どれだけの人が自分に影響を与え、また自分が影響を与えられたかだ。その人たちにとって、自分は出会ってよい人間だったろうか?またその人は自分にとって価値のある人だったろうか?
人生が有限なら、これから出会える人も、町も、風景も歴史も有限だろう。あとどれだけの出会いがあるのだろうか。
いえるのは、待っているだけでは出会いはないということだ。

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たそがれる春 [牛どん日記]

WBCに夢中になっているうちに、気がつけば3月も終わりに近づいている。驚くなかれ、ことしももう1/4が終ってしまうのだ。しかしこの3ケ月は実に何もいいことがない3月だった。政治は変わらず、むしろ民主党にとってはよくんい時だった。衆議院は一向に解散しようとしない。定額給付金や高速代の低減は決まったが、それだけで景気がよくなるものだろうか?よくないことが多すぎるから唯一の頼みの綱WBCにより熱狂したのだ。
牛丼屋もあいかわらずよくない。閑古鳥まではいかないが、客数はかなり減っている感じだ、どこもそうなのだろうか。ファーストフードも落ち込んでいるが、ファミレスはもっとひどいらしい。近くどっか大手がつぶれるか統合されるといううわさも聞いた。もっともいつもフード業界にはそんな噂があるし、どこがつぶれてもおかしくないのだが。同じフードでも冷凍食品や弁当などは強く、レストランや食堂などはおちこむ。節約することが当たり前になってしまい、なんだいちいちレストランなどいく必要ないじゃないかということに気付く。だからそのかわり材料やソースや道具にこるようになる。うちでも街のレストランと同じ味を、とめざしはじめたのだ。料理本やレシピなどが人気があるという。不景気のおかげだとは思いたくないが、日本もイギリスやドイツのように家庭で食を作るということが定着して来たならそれはいいことだ。まともなことだ。食事は人生を左右するという。
ともあれこのまま耐えるしかないのだ、ホテルも牛丼屋もクルマ屋も。
確かに、いつまでも続く不景気もないのだけれど、いつ回復するかは誰もわからん。

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いい警察小説があれば、この世はハッピーさ。 [牛どん日記]

「笑う警官」 佐々木譲 ハルキ文庫 本体686円

この前も書いたように、佐々木譲の警察小説の名を一挙に高めた最高傑作。この小説で名を高め、「警官の血」でその地位を不動のものにした。本人にとっても、この作品程度のレベルの小説はそうそう書けるものでもないだろう。近々映画になるらしいから、少し紹介しようか・・・

あるマンションで美女の死体が発見される。死因は頚椎骨折。調べが進むと女はなんと婦人警官であり、そのマンションは警察の捜査用アジトだったことがわかった。被害者の交友関係から、警察は同じ本部の警官である元恋人の津久井を犯人と断定し指名手配とともに、みつけしだい射殺してもよいという指令を出す。
しかし警察のこの措置に不満を感じ、津久井が犯人ではないと信じるかっての津久井の同僚・佐伯警部補は津久井を助け、真犯人をつきとめるためにチームを結成し、裏捜査本部として独自の捜査を開始する。
個性あふれるメンバーの必死の捜査により、ついにマンションに空き巣に入ったと思われる男をさがしあてることに成功し、この男をついに捕まえる。この男が空き巣のあと被害者を殺したに違いないとみる一同は、これで解決と男を自供に追い込もうとするのだが、やがて驚くべき事実があきらかになっていき、事件は急展開する・・・・

巻の半ばからはもうページをめくる手がとまらない。小説自体が読む映画みたいなものだ。この原作ではたしてどういう映画になるのか、期待したいが、「ミッドナイトイーグル」みたいにならないことを祈る。

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職業選択 [牛どん日記]

雇用情勢が悪化する中、農林漁業への就職を希望する人が急増している。農林水産省や関連団体が、派遣切りなどの雇用問題に対応するため08年12月24日に設けた窓口への相談件数は、20日までで3000件を突破した。後継者不足に悩む農林漁業にとっては、不況の深刻化が思わぬ「追い風」となっている形で、この機会に人材を確保しておこうという農業法人や林業組合などからの求人も1900件近くに達している。(ニュース)

わたしは実は、こういうニュースはあまり好きではないのだ。これに限らず、学生の人気就職先ランキングも、電機や半導体や金融機関はすっかり人気が落ちて、またぞろ商社や保険などが人気が高まっているという、そんなニュースも好きではない。むろん職業をどんな理由で選択しようと自由だ。しかし景気が悪くなるとつぶれない職種、よくなるとみかけの派手な先端企業、そんな仕事の選び方はよいとは思わない。そういう選択方法で入社した人が、わずか数年もたたないうちに退職してしまうのではないのだろうか、と思う。むろんあまり乗り気でなかった仕事が、やってみると面白くて、やがてその道のエキスパートになっていくという幸運な人もいるだろう。しかしやはり仕事をして人生を使っていく以上は、慎重さと決意が必要だと思うのだ。夢を追いすぎて消耗してもダメ、簡単に夢を諦めてもダメ、そこが難しい。
ほかに仕事がないし選択の余地がないいまの状況では、農林業をやるしかないという気持ちで入る人もいるだろう。しかしむろん農林漁業は甘い仕事ではない。上下の人間関係などはあまりないかもしれないが、そのかわり厳しい自然とのつきあいがある。でも後継者不足に慢性的に悩む業界にとってはまさにチャンスだろう。いままで自動車や電機の部品を作っていた人が野菜や米を作る。そこに新しい業界の進歩と発展があることを祈りたい。

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ゆれる心 [牛どん日記]

マックドなどに心ひかれつつも。あいかわらず新浦安や舞浜で惰力で仕事をしている。
ロクな話はない。どんなにオバマにうかれようと、やってみなければわからないのだ。だから、彼はやるだろう。それに対して日本はどうか。なんともレベルの低いところでわあわあやっているようにしかみえない。
要するにけつめどが小さい政治やばかりなのだ、と思う。
しかしそれにしてもヒマだ。Aホテルがこうなのだから、他のホテルはおしてしるべし。いかに冬はヒマといえど、今年の冬はちょっとちがうと思う。日本
アメリカ・イギリス・フランス・そして中国・・・まさに世界同時不況だ。中国なんか1400万人も失業者がいるという。まだまだ増えるだろう。いったいどうするんだろうか。
やはりちょっと浮かれすぎた人間たちをこらしめるために、神か仏がしくんだわざなのか。
トヨタもホンダもソニーも、代表的な日本の企業がみな苦杯をなめている。出口の見えないトンネル。しかし歩かないわけにもいかない。戻ることが許されないのだから。そしていまどこらへんにいるのかもわからない。
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なぜマックドがいいかというと・・・ [牛どん日記]

うちの近くのマックドはすげえババアとジジイがやってるからだ。
昼間こそ、また週末など忙しいときこそ高校生やフリーター姉ちゃんがいるけど、夜とかは「ちょっとこんなのがやってていんですかレジを」と思わせるようなのがやってたりする。
もっともマックドは中国や韓国関係のバイトはあまりいないようだ。そういう人たちよりは、どんなババアでも日本人のほうが・・・と思っているのかもしれない(こりは差別的な意味でいっているわけではないので誤解しないように)ちなみに、何回もいっているように、AホテルもBホテルも牛丼屋もアジア系の人々はバンバン働いております。
それともう一つは、若いころやはりハンバーガー屋で働いていたことがあるからだ。だからそれから何10年たってもやはりバーガー屋には親しみがある。人は年をとるとやはりもとの仕事に戻るのだろうか。
まあここで感傷的になってもしかたがないが・・・
ここは勘定的になるべきであろう。

製造業ではークルマ関係をはじめとして、おそらく相当数の人々が仕事をなくすと思う。日本人だけとは限らない。日本に出稼ぎにきた多くのアジアや南米系の人々も仕事をすでに失ったりこれから失うだろう。そういう人々はどうすればいいのか。
仕事を選ばないというなら、私はやはりホテルやフードや介護や運送・流通などの、人間がやるしかないサービス関係にいくしかないと思う。人があまっている仕事から、人が足りない仕事へ・・・これがまたワークシェアリングだと思うのだが。
ただここで問題なのは言葉の問題だ。機械や工具相手の仕事とちがいサービス関係は言葉をしゃべらないわけにはいかない。日本語が話せないときつい仕事はこれまた多い。彼らに言葉をマスターさせる環境もまた整備しなければなるまい。
やる気のない日本人はやる気のある外国人においていかれるだろう。仕事を奪われたくないなら、国籍など関係なく、みんながんばらなければならない。
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今度はマックドにでもいこうかな。 [牛どん日記]

というわけで、仕事がいずれもヒマなので、またぞろよくない考えがおきている。とりわけBホテルはわざわざ電車にのっていったところで1日3時間くらいしか働けんし(もともとルームメイク関係はそうだが)、時給だってそうよくはない。仕事がたいしたことないからまあ文句もいえないのだが割りはよくはない。牛丼屋に関してはもともと3時間しかやらないルールなのでいいのだが、これは逆に忙しすぎる。忙しいときはとてもこの時給ではやってられん。いまはヒマだからいいが・・・。
しかし牛丼屋はなかなか性にあっているようでいまはやめる気はなかなかない。(いつでもやめられるという気もある)
面白い話があって、こんど牛丼屋が同じ船橋市内で新店をオープンするのだが、そちらのほうが時給が50円安いのだ。これはどうしたことか?今の店のほうが慢性的に人がいないために時給を高くしているのか。しかし新店のほうが同じ船橋でも田舎だからといってもあの時給では人が集まるかどうか・・・。今の店から近いだけに、ヘルプの要請がきそうでこわい。同じ時給なら、そっちへ移りたいともちらっと思ったが・・・
そんなことより、いっそBホテルをやめて、津田沼方面のマクドの夜間バイトでもやるかなあとも思っているのだ。
そしたら「地底人のホテル・牛丼・マック日記」になることだろう。

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仕事納め [牛どん日記]

きのうの勤務で、年内の牛丼屋の仕事が終わった。これから冬休みになるし、そうなると若者のバイトはふえるしかつサラリーマンも学生も休みのため客は少なくなる。わたしのような爺さんはおよびではなくなる。一方でホテルの方はこれからが今年最後最大のピークだ。でもBホテルのほうもいまいちぱっとせずあまり人は不足していないようだ。
そのため本来のAホテルの仕事だけに集中して今年を終ることができそうだ。
かえってそのほうがよくなった。ちらっと帰りにイオンやヨーカドーをのぞいただけだが、やはりセールも全く燃えてはいない。店のほうは燃えていても客は全く踊っていない。

みな慎重になっているのだ。いまの収入がこれからも保証されるアテは全くない。節約できるものは節約しようというムードは、しかし私は悪くないと思っている。
使えるものは最後まで使いきろう。使えないと思っていたものも使おう。そしてゴミを極力出さないようにしよう。こんなことは戦前から、そして昭和50年代ころの日本では当たり前のことではなかったのか?
靴下の穴にツギをあてたり、抜けたヒザやヒジにツギをあてたりすることが全くなくなった。日本はやっぱりおかしくなっていたのだ。消費と浪費とゴミを出すしかできない国になってしまったのだ・・・・・そして借金も。

まあ日本はそのうち疲れるだろう。人も国も。ところできのうAホテルでクリスマスパーティーがあったのだがそれは後で。

台風がすぎて・・・ [牛どん日記]

9月になって、AホテルもBホテルも牛丼屋も、みんなヒマになった。よしよし、こちらの思うツボである。しかしそれほど稼動は落ちてはいない。稼働率というのは、1つの部屋に1人泊まっても5人泊まっても同じなので、夏と冬とでは稼働率が同じでも忙しさは全然違う。あくまでも部屋がどれだけうまるかよりも、どれだけの人数が泊まるかでみるべきである。
Bホテルは4人で泊まるようになっているが、3人や2人で泊まる部屋が多くなってきて、中には1人で泊まっている部屋もある。一人ならビジネスホテルでも泊まれば、と思うがそれでは世間が許さないのだろう。
したがっておおいにラクである。2人べやが続いている場合は半分の時間で終ることになる。だいたい14時くらいで仕事が終わってしまう。ではラクかというとそうでもない。忙しいときには客も多いかわりにスタッフーも多い。バイトもたくさんいる。しかし夏がすぎて客が減りだすと同時にスタッフーも減ってくるので、残った人々の忙しさはあまり変らない。そのために年中ホテル関係は人を募集しているのである。
いっぽう牛丼屋はといえば、これが意外にもヒマなのである。新学期が始まればもっと忙しくなるかと思ったらそうでもない。しけたサラリーマンとばかっぽい学生の店に戻ってしまった。

初経験 [牛どん日記]

きのうは少しヒマだったので、金曜にもかかわらず、前つまりホールのほうの仕事がヒマだったので、バックつまりキッチンの裏方、皿洗いやなべ洗いやらをしかたなくやっていた。すると突然先輩のバイトが、ちょっとメニューを作ってみましょうなどといいやがって、それから客の注文に応じてカツ丼やそばやカレーを作って、むろんのことそのままお客さんに出したのである。そのときは無我夢中だったが、よく考えると私は生まれてはじめてカツどんやそばを人のために作りお金をもらったのである。お金は私のフトコロに入ったわけではないが・・・
こうして私はかつどん童貞をやぶられたのである。昨日夕方午後9時ころH店でかつどんやそばを食べられたお客様、その後体調やおなかの調子に異常はないでしょうか?ありましたら紙上をおかりしましておわびさせていただきます。
これからいろいろやらされそうだ・・・ かったるいからやりたくねぇというのがホンネである。
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