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異才、現わる [お笑い]

きのうのR-1グランプリを見る。優勝はもうこの人しかいないと思った。かつてのツービートが登場した頃を思い出した。圧倒的な破壊力とスピード、そして非常理な中に納得もさせてしまう理解不能なおかしさ。説明できないおかしさとは、つまり最高級の お笑いということだ。まだこんな芸人がいたのだと思い知らされた。ウィキペディアによれば、静岡のかつての清水市出身。地元の工業高校卒業してからお笑い芸人をめざした。ちびまる子ちやん以来の清水が生んだ有名人ということになる。しかもちびまる子ちゃんはなかなか会えないけれど、この新スターザコシシヨウにはこれからしばしばお目にかかれそうだ。芸歴はすでに20年以上、ケンコバや中川家と同期というから相当なベテランである。よく今まで売れずにいたのにやめずに続けていたものである。その特異な風貌から、だるまさんを連想して仕方ないし、また特にそれを自覚しているふうでもある。、また渡辺謙にも似ている。古畑任三郎のモノマネより渡辺謙のモノマネのほうがいいと思うがあまりにも怖れ多いのか。しかし絶対似ていると思う。それに声もいいので、声優にも向いていると思う。似ていないけど面白いモノマネ、それはつまり真実をえぐうているから面白いのだ。このグランプリで優勝してもその後はなんだか、ぱつとしていない感もある。ザコシシヨウはちやんとこれからずつと、どんどん発展していってほしい。残念ながら結婚しでいるが、その分落ち着いて芸を伸ばしていけるだろう。

かねきよくん最高! [お笑い]

最近妙に、なぜか新宿カウボーイにはまつている。こんにちわんこそば、とかいやーそれは内科泌尿器科、などと細かいネタをやたら連発する太った大男が印象的な漫才コンビだ。といつて左側のツッコミのほうはナイツの一人か滝藤賢一にそつくりだし、なんだか一度見るとくせになるのである。いまギャグの連続度からいつたらナイツか新宿カウボーイだろうと思う。巷ではあつたかいんだからーとかラツすんゴレらいが大流行りらしいが、そんなものすぐすたれるに決まっている。しかし新宿カウボーイは飽きない。疲れている時、へこたれている時は新宿カウボーイ!これをみるに限る。
その風貌からどうみても50歳くらいにみえるかねきよ君はなんとまだ30代の後半というから驚く。もつとも毛が豊かで痩せればかなり若々しいとは思う。なんせ身長187センチ!それが細かいギャグや意表をついた駄洒落を連発するのだから受けないわけがない。ネタを考えるのもかねきよ君らしい。かねきよというのも金清という珍しい苗字からきているから、これまた印象深い。
ことし印象に残るものは間違いなく私の中ではまず一つは、東京カウボーイ!彼らが売れないのだったら、東京のお笑いは見る人はいないということになる。太田プロに属しているというのも結構笑えるのである。更に活躍してほしい。いや応援する必要もないだろう。時代は彼らを求めている。

どんもならんで! 抱腹絶倒、桂枝雀の落語 [お笑い]

落語が静かなブームなんだそうである。
落語だけでなく、講談や歌舞伎などもなかなか人気があるんだそうである。
3、40年前ならともかく、小学生でもPSPを持っているような現代でなおクラシックな話の芸がまた人気をもりかえしつつあるということは、かなり世の中がまともに立ち直りつつあるということなのだろうか。
はたまた、それだけ落語などを聴いて癒されなければやっていけない世の中だということなのだろうか。
考えてみれば、落語や漫才というものは聞いているだけでよい。目をつぶって聞いているだけで笑いを誘われるのだからこんな楽なことはない。
さて、落語家にもあまた流派や系列があり、それぞれミュージシャンのごとくお気に入りがあるだろうが、とりあえずとにかく笑いたいということなら、桂枝雀をおいて他にはない。枝雀こそは不世出の天才といってもよく、この人を失ったためにいまだに関西の落語界はあんまりパッとしていない気がする。まああまり関西の落語の情報がつたわってこないせいもあるのだが・・・・
もしこの人が関東の方に生まれていたら、もっと早く名をとどろかせ、関東の落語も変えていたかもしれないのだ・・・あらゆる意味でこの人の死はいまだに惜しい。
とはいえ彼のキャラには関西弁こそふさわしい。「どんもならんで」というセリフは彼の落語の中で大家さんや店の主人が毎回アホな店子やでっちを叱るときに使う言葉で、必ずといっていいくらいこの言葉がでてくる。
私も好きな言葉で、仕事場でもよく使っている。まあ、どんもならんで、といいつつ、なんとかするのであるが・・・
今の世の中や政治や経済を眺めながら、枝雀はあの世で「日本はどんもならんで!}といっているに違いない。

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