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行く人来る人 [旅]

もうすぐ、吉野さんのメダル授与式が始まる。この人は研究者でもあるがサラリーマンとしても長い経験者なので、どこか親しみやすい雰囲気がある。奥さんが長いこと、夫がどんな仕事をしているか知らなかったというのがいい。家には仕事をもちこまなかつたのだろう。しかし仕事をするときはする。これからの技術開発は今までのように大学や研究所などの組織ではなく、民間の企業やシンクタンクが主体となるだろう。ロケット、人工衛星、スマートホンなど、日本がリーダーシップをとれる分野はまだまだあるだろう。
一方でこわいのは子どもたちの学力が落ちているのではないかという恐怖だ。少子高齢化の上に学力が落ちているのではたまらない。そのうち外国から優秀な子供を輸入するという時代も決して夢ではない。北欧のように結婚していなくても子供を生み育てるのが可能な制度ではない以上、結婚しない風潮のゲンダイでは子供を増やすことは至難の業だ。結婚ができない、結婚しても子供を産めない、子供を生んでも育てられないでは、誰が結婚して子を生むだろうか?こうして日本の力はどんどん衰退していく。よくかつての日本が生めよ増やせよをこぞつてきようりよくしたものだ。いまそんなことをいえば、たちまち炎上するだろう。その頃の日本は戦争にモエていたせいもある。戦争に勝つためには兵を増やす必要がある。そのためにはまず男子を増やす必要がある。この戦争志向がなければ、男尊女卑はもっと前から改善されていたろう。
吉野さんと比べるわけではないが、何とも惜しいのが中村さんの死だ。なぜこんな同じような時期にこんな結果をもたらすのか。ある意味中村さんもノーベル賞に値するのではないかと思う。電池の開発で世界に貢献、水を作って何万人もの命を救い、これからも救い続ける。そういう人がなくなつた。惜しいとも言えないくらいの悔しさだ。吉野さんの後を継ぐ研究者はいるのだろうが、中村さんの後を継ぐ人はいるのだろうか?


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