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マスケティアーズ! [映像]

日曜夜の楽しみといえば、日曜劇場か海外ドラマだ。ろくな番組がないから、日曜の番組はかえっていい視聴率になる。しかしフジテレビは相変わらず失速している。なんかコンセプトがずれているのだろう。さてNHKの海外ドラマだが、しばらく前からマスケティアーズに変わった。前の貴族ドラマから随分変わったものである。時代は300年前、イギリスで作られたフランスが背景の三銃士物語である。いわば怪傑ゾロみたいな時代劇の剣戟ものであるが、なかなか手が混んでいる。政治権力をめぐる権謀術数や勢力争いを縦糸に、登場人物の恋愛や友情を張り巡らして、水戸黄門のような単純明快さはない。毎回すぐにストーリーが理解できなくて、数回見返している。キャストも美男美女揃いで、気を入れて作っているドラマであることはうまでもない。そもそも悪役といえる枢機卿も、本当に敵なのか?とくびをひねるような雲行きである。もちろん単純に敵味方をわけられるようなストーリーではない。
これだけ頭をひねるアクションドラマもなかなかない。日曜夜はマスケティアーズで頭の体操をしよう。

ナオミとカナコ [映像]

フジテレビのナオミとカナコがけっこう面白い。ご多分にもれず視聴率はよくないようだが、内容は毎回続いて行くので、次回はどうなるかという、引っ張る魅力がある。一話完結もいいのだが、次は次はという紙芝居感覚も、ドラマの魅力である。タイトルが女子高生の仲良しものみたいで良くないが、内容はかなりのサスペンスもの。二人の親友の女性が、相棒の 夫を共謀して殺し、新しい人生の出発を図るというもの。紙の月に少し似ているクライムドラマか。興味があるのはいかにして二人の素人の女が計画立案して完全犯罪を実行し隠していくかであるが、当然結末は悪い方に見えている。弟の失踪を信じないお姉さんの調査追求と隠滅を図る二人の戦い。そこに中国の会社の女社長と、帰国したはずの夫の替え玉役の中国人男性が日本に帰ってきて、一段と筋か混乱する。ハッピーエンドではまずいし、といつてふたりがこのままバレて捕まるのも面白くない。こういうストーリーでは結末の付け方が難しい。何しろ高畑淳子の中国女社長がハマりすぎていて、いつも目を奪われる。一番このドラマで儲けたのは彼女ではないかと。
このDramaももうすぐ終わり。惜しみつつ結末を期待しよう。

逃げるドラマ [映像]

まさか群馬県まで、覚醒剤の買い出しにでかけていたとはなあ。高級車が泣くよ。まさにそれこそが彼を救う薬だったのだろうなあその時は。逃げる女と、ナオミとカナコという、視聴率は良くないが見ているドラマがある。どうして俳優は、NHKだとあんなにもいい演技をするのだろう?シナリオが引き締まっているからなのか演出がいいのか。とにかく仲里依紗も賀来賢人もいい演技をする。ナオミとカナコもW主演だが、とくにカナコの内田有紀がいいと思う。中国人の女社長の高畑淳子は久々のハマり役だろう。しかし殺される夫と身代わりの中国人男性役の二役の俳優の名演も忘れてはならない。最近のフジテレビのドラマの中ではまともだと思うのだが、視聴率はやはり一ケタのようだ。でも見ている人は結構いるようだ。
逃げるほうは、なぜ親友だった女が嘘の供述をしたのがか、謎の中心で、それに仲里依紗がなぜからんでくるかが興味の中心。
ナオミのほうは、夫の殺人が完了し、これからどう隠していくか、そして逃げ切れるのかどうかが焦点。ただこちらは悲劇的な結末が暗示もされるし、視聴者もそんな予測をする。もちろんハッピーエンドでは犯罪を奨励するようなものだしそんな甘いものではないだろう。
ただ現実にも練炭で中毒死させたり、看護婦が集まって連続殺人をしたり、ドラマ以上に現実に犯罪が起きる。和歌山のカレー殺人だつて、相当に衝撃的な事件だったし、これもいまだに結末が見えていない。真相も結末も、やはり当事者たちの心の中なのか。これらのドラマも、もう終盤でまもなく終わってしまう。これらのドラマが現実にならないように努力するしかない。

ぼんくら2ロス [映像]

ドラマ、ぼんくら2が終った。これであと下町ロケットやサイレーンが終わったら、もう、見るものはなくなる!トミーとタペンスぐらいのものか?それにしても最後はNHKのドラマばかりになる。土曜ドラマもそうだ。 同じ俳優でも、NHKになると俄然演技が良くなるように見えるのは私の偏見だろうか?しかしNHKのドラマで注目されて一躍有名になる俳優は実に多いのもたしかである。
今月の最後の日には、あの歌合戦があるが、あれだけは年々レベルが下がっているような気がする。そもそも見たいと思う演者がいないので、最近はほとんど見ていない。たぶん今年も視聴率は悪いと思う。しかし時の流れは早い。ドラマのストーリーを追っているうちに今年があつというまに過ぎていく。、それはそれでいいのだろうけれど。
来年も面白いドラマや映画が見られればいいのだけれど。

ドラマの現実 [映像]

どうも今シーズンのドラマは面白くない。1月からぼちぼち見てるが、あまり面白いとは思えない。ヤメゴク!やドクター倫太郎など話題作はあるものの、どれもいまいちなのだ。人気のあるキャストでそこそこの脚本家、それで人気が出ればこれほど楽なことはないのだが。
どんなドラマでも一人では作れず、多くの人の労力と知力が結集しなければ完成しない。それをわかっていても我々観衆は無責任にあれこれ批評し毒舌を吐く。その中で数字を上げた勝利者が残る。それがドラマの世界なのだろう。しかしいま、リアルタイムでは見ないで、録画して後から何度も見直すことも流行っている。私も夜遅い番組や、でかけていて見られない時は録画している。だから視聴率が悪いからといってまるっきり悪いわけではないが、それにしても視聴率は化物である。
いろいろあるが、私の中では64がベストだつた。NHKということもあり、土曜ドラマということもあるが、なにしろ原作が面白い。キャストも別人のような演技がされている。これがドラマでは大事なのだと思う。今までとは違う新しい自分を演じられるか、それを視聴者に見せられるか。五回の連続だからこその優れたドラマ。これからも見逃せない。あとはようこそ、我が家へぐらいか。
しかしこれはいまいち原作の良さを生かしていないと思う。ネタバレなのでやめるが、無理に新しいキャラを付加しているのがやはり不自然だ。いまどきこんな家族がいるのか?と思わせるのもこの原作者にしては不本意だろう。ただ筋立てとしてはやはり面白い、だからみる。

素敵な脇役 [映像]

小池徹平、藤原竜也、山田孝之。全くのイケメンでもなく、かといつて不細工でもなく、今ひとつ主演作に恵まれず、しかしその演技力で作品には欠かせない人たち。山田はCMで人気が出ている。藤原はそのドスのきいたナレーションが素敵。小池はその甘すぎるマスクがアダなのか他の二人のようなワルツぽい役が出来ないし、合わないだろう。三人ともちょっと気の弱い頼りないような人から損な役を押し付けられると断りきれないような役柄が多い。しかし演技力はみななかなかなものだと思っている。今後もしいい作品に主演できれば代表作は間違いないだろう。
マッサンも相変わらず好調のようだ。妹役の早見あかりが良かったがもうでてこないのだろうか。泉ピン子と相武紗季の悪役ぶりが出色だろう。朝から見たくないという声もすくなくないというが、それが演技力の証拠。主役のケイトフォックスがいまいちピンとこない演技なだけに周囲の演技に助けられている。今後は濱田マリと堤真一の快演技がドラマを引っ張っていくだろう。なにしろ今回も実話をもとにしているだけに説得力はある。ドラマだがドラマではない。このドラマで大阪と余市の人はさぞ喜んでいることだろう。そしてウイスキー関係者の人々も。

ドラマ狩り [映像]

数々ドラマはあるけれど、私
とつてのドラマとは、家族狩りでありペテロの葬列であり、そして花子とアンであり芙蓉の人だ。決して昼顔や若者たちではない。やはりドラマは、ハラハラドキドキとワクワクとこれからどうなるんだろうという興味がなくてはならない。ここに真相探し、犯人探しが加わればなおいい。そういった意味でSTなんかも面白。NHKのドラマのレベルはやはり高く、予算もキャストも潤沢だからできるのだろう。しかしもちろんシナリオの良さもある。いいシナリオといい俳優が揃えば面白くて当然なのだが。
民放のドラマだって面白いのはいくらもある。可哀想なのは激烈な視聴率戦争に常に晒されていることだ。しかしその競争は良いドラマの出現に必要なことでもある。しかしいまは録画して後からゆっくり見ることも当たり前であり、それは視聴率には現れない。
ペテロの葬列は言われているように放映時間がはやくしかも月曜日だからサラリーマンなどは帰宅が間に合わないことが多くなる。どうせなら録画してゆっくり見ようという人も多いだろう。実際食卓に向かいながら見るにはあんまりのドラマだろう。家族狩りなぞはさらに過激すぎて、よくぞドラマにしたと思う。
しかしドラマの宿命で、家族刈りも芙蓉の人も終わってしまつた。もうすぐSTもペテロの葬列も花子とアンも終わりを迎えてしまう。サスペンス系のドラマはいつもあつて欲しいと思う。
ドラマを見ていると演技の旨い俳優がわかつてくる。ドラマがいいとよけいだ。吉高由里子がこれほどうまいとは思わなかった。黒木、土屋、鈴木という脇役陣も言わずもがなである。これからみなあちこちのドラマに引く手あまたになることは必定だろう。

凶悪をみて [映像]

東京の真ん中で、デング熱が発生してるということで大騒ぎだ。なんで今頃こんな耳慣れない病気が、と思うのも末世の証拠か。蚊からで無いと伝染らないというのがいいような悪いような変な病気だ。これから冬になれば収まるのだろうか。
ツタヤから借りて、凶悪を見る。R15だけあつて、殺人の描写や暴力シーンはかなりえぐい。役者もまたリリー・フランキーやピエール瀧とツボに入っている。なんといつても主人公のウシジマくんが素晴らしぃ。若手でこういう演技ができるのはあとは藤原竜也くらいか。ふだんろくな役をやっていないことが悔やまれる。今後もつといい役をやればいいと切に思う。犯罪とその罰について考えさせられる恐ろしい映画だった。

ブランド復活 [映像]

今年も暑い暑いといつているうちに、気がつけば残り1/3になつてしまつた。もう今年のヒット商品を選定する時期になっている。妖怪ウォッチと格安スマホSIMははいつているだろう。
会社が消滅したり統合したりするとどんどん有名だったブランドも消えていく。その中でパナソニックがテクニクスの復活を宣言した。当然オーディオ、つまり音への回帰を宣言したのである。いまはゲームやスマホなどどちらかといえば映像主体の傾向が強い。スマホにしても液晶やカメラの高画質を訴えるものばかりだ。高音質をうたうものは少ない。オーディ製品とそのメーカーが全盛だつたのは何年前だったろう。その頃のほうがまだ今よりはマシだったような気がする。
そのころに比べて、もはやサンヨーもナカミチもトリオもサンスイもない。わずかにONKYOやDENONをときどき見かけるくらいだ。赤井やTEACもほとんどみない。中古品販売の店でこれらのデッキやアンプを見ると涙が出てくるくらい懐かしい。これらの価値は決して今でも色褪せてはいない。こういつたオーディオ製品のかつての競争が現在の製造業の基点になつている。
若者の車離れテレビ離れオーディオ離れがいわれている。昔のやんちゃは車に群がりテレビの真似をしいいスピーカーやアンプにシノギを削った。今から思うと随分マメだったと思う。いまの若者は暇さえあればすぐスマホをとりだしいじくつているだけだ。なにも創造性を発揮していないと思う。
テクニクスがでるならソニーはESシリーズ、東芝はオーレックス、ナカミチや赤井も新しいレコーダーを出してほしい。各社でまた新製品を競い合うことでいまの若者たちにいい音とは何かを問いかけてほしいものだ。

芙蓉の巨人 [映像]

土曜ドラマで芙蓉の人をやつている。もう何度もドラマ化されている名作だ。なんといつても、民間の有志が鉄の意思で富士山頂に気象観測所を建設し冬に気象観測をするという前人未到の活動を成し遂げる。気象観測自体は完遂することはできなかったがその意義は達することができた。むろん現在の富士山測候所のルーツをなすものである。そしてこれを実現したのが野中到千代子という夫婦であつたことがさらに感銘を与える。
ドラマは困難な目的の完遂に向けてひた走る二人をよく再現している。どうしてこの二人が成功したのか、ひとつの理由としては二人が九州の福岡出身者であることではないかと思う。これが東北など寒い地方の出身者だつたならまた違った展開になっていたろう。暖かい地方で先進的な考えで暮らしてきたことが富士山で気象を観測するという途方もない夢を実現させた。それは今で言えば宇宙旅行を初めてしようとすることにも匹敵しよう。誰もが想像さえしなかった夢を持ち実現する。昔の日本人は途方もなかった。
しかし女子高生による同級生殺人も九州は佐世保で起きてしまった。こんなことでニュースの先端には行ってほしくない。それとも九州の人は常識外にあることをするのが得意な傾向にあるのだろうか?

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