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ドラマ狩り [映像]

数々ドラマはあるけれど、私
とつてのドラマとは、家族狩りでありペテロの葬列であり、そして花子とアンであり芙蓉の人だ。決して昼顔や若者たちではない。やはりドラマは、ハラハラドキドキとワクワクとこれからどうなるんだろうという興味がなくてはならない。ここに真相探し、犯人探しが加わればなおいい。そういった意味でSTなんかも面白。NHKのドラマのレベルはやはり高く、予算もキャストも潤沢だからできるのだろう。しかしもちろんシナリオの良さもある。いいシナリオといい俳優が揃えば面白くて当然なのだが。
民放のドラマだって面白いのはいくらもある。可哀想なのは激烈な視聴率戦争に常に晒されていることだ。しかしその競争は良いドラマの出現に必要なことでもある。しかしいまは録画して後からゆっくり見ることも当たり前であり、それは視聴率には現れない。
ペテロの葬列は言われているように放映時間がはやくしかも月曜日だからサラリーマンなどは帰宅が間に合わないことが多くなる。どうせなら録画してゆっくり見ようという人も多いだろう。実際食卓に向かいながら見るにはあんまりのドラマだろう。家族狩りなぞはさらに過激すぎて、よくぞドラマにしたと思う。
しかしドラマの宿命で、家族刈りも芙蓉の人も終わってしまつた。もうすぐSTもペテロの葬列も花子とアンも終わりを迎えてしまう。サスペンス系のドラマはいつもあつて欲しいと思う。
ドラマを見ていると演技の旨い俳優がわかつてくる。ドラマがいいとよけいだ。吉高由里子がこれほどうまいとは思わなかった。黒木、土屋、鈴木という脇役陣も言わずもがなである。これからみなあちこちのドラマに引く手あまたになることは必定だろう。

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