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祭りのあと [旅]

参議院議員選出選挙が終わった。やはり予想通り投票率は良くなかった。まあ、よければよいでまたそれは問題になるだろうけれど。
実は今回の選挙、私はバイトのスタッフとして選挙管理委員会で選挙事務のお手伝いをした。何よりの魅力は、時給が良くてすぐ手渡しだったから!動機は良くなかったが、仕事は面白かった。おもしろいといつては語弊があるが、選挙はえらぶほうも選ばれる方も大変でワクワクするものなのである。これは一度やつてみないとわからない。政治や選挙に疑問のある方は、ぜひ一度選挙のお手伝いをしてみてはどうだろうか。
私の投票会場は千葉県N市の野田線の駅から近い私立保育所だつた。初めていくので過去はわからないが、やはりここも投票率は良くなかつたようだつた。
つまり日本全国、どこも投票率は良くなかったのである。さてやることといえば、投票に来た人の整理券を名簿と照合チェックして投票券を渡して投票させることである。私はここで初めて男女によって投票券を別に渡すことを知らされた。もちろん渡した枚数と回収した整理券の枚数は男女別に集計され1枚もミスは許されない。よく投票券を複数渡したり、まちがえて違う種類を渡したりするミスが発生するが、これは手作業でやるからである。投票所に多数の人か並ぶとこちらも焦ってはやく投票券を渡したりするようになる。一旦間違えるとそれを修正するのは困難である。だから夕方には一時間おきに券の枚数をチェックしていた。投票締め切りの八時が近づくとどきどきしてきた。もしこんな仕事にかかわらなければ、投票を棄権したかもしれない。
この選挙の仕事で、どれだけ政治や選挙が手間がかかるものか、また真面目にされているか、わかった気がする。当たり前といえば当たり前だが、自分で体験してしかも賃金ももらえば意見もかわつてくる。
さてこの祭りも無事に終わり、これも予想通り自民公明の大勝利となつた。これから先が問題なのである。先はみえない。
保育所から駅までの暗い道をトボトボ歩きながら明日の日本を思った。ここにはあたらしい未成年の投票者はあまり来なかった。外見ではわからないが、せいぜい数人のような気がする。もともと人口が少ない都市だから仕方ないけれど。
帰宅後テレビの選挙報道番組をみながら、ご苦労さん、同士と語りかけたのだつた。


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