冷えるレジャー [ホテルで・・・]
徐々に復興はされている。不足していた物品も生産が再開され増産され、ふさがっていた道も通れるようになった。人も物も再び忙しく動くようになった。しかし厄介なのは人の心だ。あたたかくなりコートが必要なくなり花が咲き始めた。それなのにでかけようという気にはなれなくなっている。「自粛」しろといわれたわけでもないのに心にブレーキがかかり、足が止まる。
いま全国どこの観光地でもレジャー施設でも少ない客にあえいでいる。人間は心の動きにもとづいて動く。心が騒ぐとき新しいものに出会いたいときに人は旅に出る。いまはそういう気になれないのだ。こういう状況はまさに「余震」だ。半年から1年は続くだろう。そして心への傷は永遠に残るだろう。つまり、今年は去年以上の成績を残すことはほとんど絶望的だとおもう。
しかしむろんその中でもわれわれも立ち上がらなければいけない。このままではありえない。いつか戻る客のために、早く客が戻るために、そして客を増やすために・・・
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