冬の花火 [携帯電話]
静岡県熱海に、今年最後の花火を見にいってきた。厳密には今年最後ではないだろうが、熱海でやる今年の花火しては間違いなく最後だ。冬の花火なんて、寒いだけで面白くないだろうなんて思ったら大きな間違い。冬は冬で、とても趣があるのだ。しらじらと輝く満月の光とともに「ドーン・ドーン」という音と閃光の連続。まばたきする間がない花火大会とはこのことをいう。熱海の花火大会の特徴は同時に何発もうちあげることだろう。一度に炸裂するので迫力が増しどぎもを抜かれる。まさにガガである。夏はアイスクリームなどなめながら花火を見るが、冬はコンビニでおでんを買ってそれをほおばりながら見たりする。これもなかなかいい。冬の花火は悲しいと思っていたらそうでもないことに気がついた。むしろ夏の花火のほうが悲しい。もうすぐ終わってしまう夏を惜しむ花火より、今年をふりかえりいやす一年の計の冬の花火は、来る来年への願いもこめて祈る熱い花火ともなるのだ。いろいろな思いをこめて人々は花火をみつめる。来年よ、いい年になれ!
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