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人間性 [旅]

V2戦士たちが帰ってきた。当然熱烈な歓迎を受ける。あの決勝戦はまれに見る筋書きのないドラマだった。もし逆に日本が負けたとしても、もちろん悔しいけれどその戦いぶりは後世まで語り継がれたことだろう。逆に韓国は、そしてアメリカやキューバはこの屈辱をいつまでも忘れないだろう。そして韓国の存在が日本の野球をここまで高めてくれたことも忘れてはならない。もし韓国が決勝まで残っていなかったら、今回のシリーズはどれほどのもので終っていたろうか。
帰国後の記者会見や各TVでの選手のコメントを見て改めて感じるのは、各選手の人間性の高さだ。米国のプロ野球選手は人間としての高さも求められるというけれど、日本でもすでにそうなっていると感じた。小笠原・中島・青木・内川・村田などの各選手のコメントを聞いていると、こういう人間だからこういう場にいるのだろうと思ってしまう。勝っても驕らず誇らず、静かに喜びと感激を語り合う・・・。まさにこれこそ武士道・侍ではないか。もし彼らが勝ったからといって、試合場のグラウンドのマウンドに国旗を立てたら私は反感を感じる。
今回の優勝によるさまざまな経済効果は550億にもなるらしいが、金には換算できない精神的な効果は何兆円にもなるだろう。協力することの素晴らしさ、自己犠牲の精神、チームへの貢献、そして諦めないことなどの理想の実現をみることができた。次回はなぜか4年後に開催される予定というが、その間に大会の運営方法の変更とかいろいろなことが決められるだろう。またいい熱戦になってほしいと思う。そのとき再び集められるサムライたちは誰なのだろう。そして日本はどういう国になっているだろう。
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