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うまい話あり 集団サギへの道 [出会い系]

とてもタメになる話である。
ケータイのサイトで耳寄りなバイト募集の広告を見たとする。
「簡単な仕事で高収入! 日給1万~3万」などとして、主に20~25歳くらいの若者を募集している。
メールで応募すると、すぐに返信があり、喫茶店やファーストフード店で待ち合わせし、面接をうける。
仕事の内容は、応募者の名前で消費者金融からカネを借りるというもの。そのカネは返さなくていい。理由は「ある企業家が運転資金や新しい事業をおこすのに必要な資金を広く借りるために、あなたに借りてもらう。その金はむろんその企業家が返す。あなたには名義をかしてもらうだけ」というのだ。そして信用のために、その企業家の「運転免許証・住民票」などをみせるという。そしてその企業家と応募者との間での金銭貸借借用書をとりかわすのだ。
そして応募者は近くの消費者金融にいき、50万~150万位を自分の名義で借りる。借りた金は面接官に渡し、その報酬として借りた金の1~5%位を面接官からもらうのだ。

これでわかるように、これは新手のサギだ。面接官も20代~30代くらいの若者で、信用を高めるために2人くらいで面接するという。
その「仕事」をしてからしばらくは何事もおきない。しかし数ヶ月後、その応募者には消費者金融から督促状がとどくことになる。サラ金にいままでの経過を説明したところでムダである。あくまでも借りたのは応募者なのだから。
このサギの巧みなところは、詐欺師が直接被害者から金を騙して借りるのではなく、被害者に一般の金融会社から借りさせてその金をとりあげることにある。この三角関係を作ることにより警察の追及からのがれているのだ。
サギのツボはこの企業家の存在を被害者に信じさせることと、借用書をかわすことで、「自分はかえさなくていいんだ」と思わせることである。また被害者に自分でカネを借りさせるところもうまい。

このように文章にすれば詐欺だと気付くかもしれないが、実際の行動ではけっこう簡単にだまされる。一回の被害金額はふりこめ詐欺よりも小さいかもしれないが、これを100人1000人とやれば詐欺師側の儲けはけっこう大きい。あちこちのケータイサイトに「募集広告」を出して応募者をつのり、応募者に面接のアポイントをする「アポインター」。、アポインターから手配をうけて実際に応募者(被害者)と面接しカネをかりさせる「面接官」と、ちゃんと会社組織になっているらしい。

常識で考えよう。もし本当に資金が必要なら、なぜふつうに企業家本人がもっと低利の普通の各種融資機関から借りないのか?なぜその企業家の経営している会社や組織のパンフレットを見せないのか?
結局ふりこめ詐欺と同じだが、ろくな知識もなく相手を信じやすく、かつ安易にお金を得たいという被害者の欲望につけこんでいるのである。
若者が若者を騙す時代・・・・あなたも、あなたのお子さんも、気をつけよう。

この子は人をだまさない・・・かな?
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