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海街ダイアリーはいいのだが [映像]

この時期、ちよこちよこテレビでいい映画の放映があり、ついついみてしまう。くだらないドラマよりは名画のほうがいいに決まっている。海街diaryは名画にはならないかもしれないが、良品であることは間違いない。、漫画が原作だからなどとバカにしていると思いがけず涙を流したりしている。
ストーリーがなんということもない。しかしこんな姉妹や一家がいたらいいなと思わせるし、懐かしい風景でもある。そう、これは伝統的な日本の家族映画の新作なのである。だからカンヌで高評価となる。この監督はもちろん山田洋次や小津や黒澤作品はさんざん見て研究さしているのだろう。写し方が安定していて落ち着いて見られる。最近ののやたらにカメラを動かす映画より、それだけで見やすい。この漫画の原作から、よくこの実写映画を作ったと感心する。綾瀬はるかや長澤さまさみや広瀬すずが揃った姉妹はありえないが、じつざいしてもおかしくはない。広瀬すずがかつての宮沢りえそっくりで、しはしば混同してしまった。みなよい演技をしているが、綾瀬と長澤、それに広瀬が、特にいい。もともとストーリーがこの姉妹とその親戚、そして勤務先や学校の友達しかでてこないから、人は多いが劇の要素は限られている。そういった点で、人間関係をじっくり見せられるまともな映画だと思う。こういったジャンルの映画は日本に昔からあり、これからもあるだろう。是枝裕和はこれからもこういう類を作っていくだろうが、これだけでも飽きられる。周防が最近作ってないが、是枝と並んで二人でガンガン新作を作ってほしいものだ。そして海街の続きは?これも気になるところだ。

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