ウィンナソーセージ

弁当がはやっているらしい。

その理由はいろいろあるだろうが、時代が求めているというのがぴったりだ。エコなこと手軽なこと誰でもできること安いこと、一番いいのは自分で食べることだ。自分で作るのだから味はともかく品質は保証できる。こんな安心して食べられるものはない。だから人のために作る弁当は「キャラ弁」として、そのためのグッズや作り方の本などこれまたすさまじい。この弁当は作るのもともかく、食べる側の人も大変だ。食べるのがもったいなくて食べられない。作るのに手間ひまかけたことを思うと涙で食べられない。「ＬＯＶＥ」なんて書いてあった日には、今晩はぬかずの東京熱だぶちまけだ！と決意させられたものだった・・・

「弁当男子」という本もあるくらいで、弁当も作れない女子はさぞ肩身が狭いことになるだろう。確かに自分が食べる弁当やおにぎりのひとつもできないような女子とは、いかに草食系の男子でも結婚に躊躇するだろう。逆に多少不細工でも体が崩れていようと、弁当がバシッとできるような女の子ならまず心配ないのである。さてそんなに弁当党が増えているなら、好きな弁当のおかずのランキングもあってよさそうなものだ。好きな給食のおかずとしては、焼きそば・カレー・スパゲティなどが必ず入るらしいが、副食としては卵焼きやソーセージが入るだろう。必ず弁当には卵焼き関係やソーセージ関係が必ず入っている。これらを入れれば何とかなるというおかずなのだ。困ったときは卵かソーセージである。

ウィンナにも皮付きと皮なしがあって、うちの子供たちは皮なしのウィンナーしか食べないのである。ふざけんな、ウィンナは腸詰だよ？腸の皮に詰め込んでいくのに皮なし？そんなことができるからウィンナ業界にも困ってしまうのである。しかしそのおかげでうちのこどもたちも皮なしウィンナーを食べられる。しかし皮に切れ目をいれてカリカリにやいて切れ目が裂けてふくれあがったところがゴツゴツしてうまいんだけど、その皮のうまさが君たちには理解できないんだね・・・ということでウィンナのうまさとは皮のうまさだと思うのだ。堅く焼いた皮もうまいし水分を含んでしなっとなった皮もうまい。いずれにしてもウィンナの入っていない弁当なんてシッシッあっちいけ、なのである。