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いいのはあそこだけ [疑問]

ユニクロ・マクドナルド・ファミリーマート・そしてオリエンタルランド。
いわずとしれた、この不景気下でもなお最高益や売上高の記録を書き換えている好調な企業だ。
特にこれらがいいというわけでもないのだろうが、何しろ他の大企業が軒並みこれはまた記録的な悪い数字で決算や中間決算を発表しているためにことさら目立つのだ。
ファッションや外食やコンビニやレジャー産業だってむろんいい状況にある業界ではない。電機やクルマや金融と同じくやはり厳しいのは説明するまでもない。むしろより我々の生活に身近なものを扱っているだけよりタイトに景気が反映されるだろう。
これらの好調な企業にはなんとなく共通点がある。
まず売っているものやサービスの価格が安いこと。これはいまや基本中の基本だろう。まず買える価格、これは安いと思わせるだけの力がなくてはならぬ。
次に価格の割にはまずまず以上と思える品質が安定している製品を供給し続けていること。ヒット商品の存在もむろんあるが一方で昔からの商品も変わらず提供されしかも品質があがっていること。TDRなどはおとな一人5800円で、それ自体は必ずしも安いとはいえない。しかし朝8時から夜10時までずっといられてその間何度もショーやパレードをみられて、むろんアトラクションもし放題。となればむしろ安いともいえるのではないだろうか。
そして現状にあきたらず、常に新しいもの・改善を試み続けていること。TDRは「永久に完成しない夢の王国」といわれている。人間の夢に終わりや制約がないのと同様に、テーマパークもこれで完成ということはありえないのだ。それはコンビニ業界やファッションでも同じだろう。食と衣という生活の基本にあって、基本的なものを継承しながら新しいデザインの服や食物を開発し普及させていく。そしてファコマ・ユニクロ・マックとも多店舗展開をとどめようとはしない。規模の拡大がいいとはいえない時代にきているとは思うが、それでもまだまだ普及させることをやめはしない。TDRはさすがに多店舗展開とは行かないが、日本全国その名を知らない人はいないといえるほど知名度を上げることには力を入れている。日本全国から、修学旅行や卒業旅行などのコースとして年間どれだけの学校の生徒がTDRをおとずれるだろうか。「TDRにしておけば、生徒は文句をいわない」というのは本音だろう。
これらの要素は他のライバル企業にしても少なからず持っている、企業として必須となる力である。他の企業もむろん日々努力している。しかもいずれもことのほか厳しい業界であり、日々に訪れるひとりひとりの客が企業の日々の成績に直結していて、将来を握っているという点でも共通だ。いかにすれば客に何度もきてもらえるか、一度きた客を逃がさないためにはどうするか、実はこれらの会社が一番そのノウハウにたけていのだろう。
世のすべての企業が、学ぶべきことは多いだろう。
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