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レッドクリフ PARTⅡ  [映像]

いよいよ10日から話題の「赤壁 下」が公開される。50億の興収をあげた前編以上に客を呼ぶことができるか。
むろん前編をみた人は後編もみるだろうから、もう約束されたようなものといっては楽観すぎるか。
それにしてもあまりの壮大さゆえに映画化はムリと思われていたのが、ついに実写でみられるなんて、生きててよかったという感じがする。そしてこの映画化は日本ではやはりムリで、米国でもやはりムリだったろう。アジアの原作の映画化はやはりアジアで、それも中国による映画化か一番よかったと思う。レッドクリフPART1だけでも中国映画史上ベスト1の収入をあげたそうだから、まさに国民的な映画となってしまった。むろんホンモノの中国語のセリフだから、かっては本当にこのような感じの三国時代だったろうと思いを馳せる。
長い映画だか、ジョン・ウー監督らしく場面の転換がめまぐるしく飽きさせない。一度みただけではこの映画はなかなか理解しにくいだろうと思う。「7人の侍」以来の骨太の人間ドラマといってもよいだろう。これが日本映画でないのがしゃくだが・・・

赤壁の決戦を前にして、魏の曹操軍は疫病に悩まされ、呉と蜀の連合軍では物資不足に悩まされていた。曹操は疫病で倒れた多数の兵士の遺体を船で呉の陣地まで流す。疫病に呉軍も感染させようとの策略だ。一方矢が不足して戦ができないとあせる呉の軍師に、蜀の軍師孔明は自分が矢を用意しましょうと約束する。しかし一向に孔明は矢を作る気配がない。じれた呉の参謀に孔明は「もうすぐ霧がでます」と意味ありげな言葉をかける・・・さて孔明の計画とは・・・・?

吉川英治の「三国志」などをすでに読んだ人ならすぐわかるこの計画も、実際に映画で見せられるとその迫力はすごい。この映画は内容がどうのこうのいう前に、歴史の教科書としても映画の見本としても見るべき価値があるのではないだろうか・・・・・そして戦争の悲惨さを伝える意味においても。
正義の戦争などないのだ。4.5点。

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