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どんもならんで! 抱腹絶倒、桂枝雀の落語 [お笑い]

落語が静かなブームなんだそうである。
落語だけでなく、講談や歌舞伎などもなかなか人気があるんだそうである。
3、40年前ならともかく、小学生でもPSPを持っているような現代でなおクラシックな話の芸がまた人気をもりかえしつつあるということは、かなり世の中がまともに立ち直りつつあるということなのだろうか。
はたまた、それだけ落語などを聴いて癒されなければやっていけない世の中だということなのだろうか。
考えてみれば、落語や漫才というものは聞いているだけでよい。目をつぶって聞いているだけで笑いを誘われるのだからこんな楽なことはない。
さて、落語家にもあまた流派や系列があり、それぞれミュージシャンのごとくお気に入りがあるだろうが、とりあえずとにかく笑いたいということなら、桂枝雀をおいて他にはない。枝雀こそは不世出の天才といってもよく、この人を失ったためにいまだに関西の落語界はあんまりパッとしていない気がする。まああまり関西の落語の情報がつたわってこないせいもあるのだが・・・・
もしこの人が関東の方に生まれていたら、もっと早く名をとどろかせ、関東の落語も変えていたかもしれないのだ・・・あらゆる意味でこの人の死はいまだに惜しい。
とはいえ彼のキャラには関西弁こそふさわしい。「どんもならんで」というセリフは彼の落語の中で大家さんや店の主人が毎回アホな店子やでっちを叱るときに使う言葉で、必ずといっていいくらいこの言葉がでてくる。
私も好きな言葉で、仕事場でもよく使っている。まあ、どんもならんで、といいつつ、なんとかするのであるが・・・
今の世の中や政治や経済を眺めながら、枝雀はあの世で「日本はどんもならんで!}といっているに違いない。

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