おかいどくケータイ

いま、受験シーズンまっさかりだが、これが終れば、多くの新大学生･新高校生･新中学生･新小学生･新幼稚園児･新生児･新老人･新中年は、ケータイショップやイオンのケータイ売り場やコジマのケータイ売り場に向かうだろう。そしてあれやこれや、どこのキャリアにするかどの機種にするかどの料金プランにするかなどわいわいするだろう。2月から4月まではケータイ業界にしり最大の稼ぎ時だ。この時期に新規ユーザーを獲得すれば、その後2年ないし3年は固定客確定が見込まれる。だから各社とも、売り場にいろんなかわい子ちゃんを呼んでキャンペーンを繰り広げるわけだ。むろんクーポン券を発行したり、若者や老人限定で割引をしたりあの手この手で料金の値下げ競争もしてくれる。この3･4月でどれだけケータイが売れるかがまず今年の景気のバロメーターになるだろう。
しかしこの前も書いたとおり、新しい機種にとびつく必要は全くない。期間限定の学割プランなどは別として、料金プランなど各社あまり差がないし、6･7月には夏モデルもすぐ出るのだから･･･。でも、それまで待てない、すぐ欲しいけど高いケータイはダメ、でも機能はいいのがほしいという傲慢なあなたにはどんなケータイちゃんがいいだろうか。近くのふつうの、でもここらへんでは一番安いケータイショップをみてみた。

ドコモ･･･・906･706シリーズが目玉商品だろう。特に706シリーズをどの店も中心にしているようだ。しかし他のキャリアしとくらべるとあまり魅力は感じない。906ならともかく、706程度を買うならちょっと奮発して01から04シリーズの最新の中からお気に入りを選んだほうがと思う。もともとドコモを選ぶ人はそれほど価格にはこだわっていない傾向があると思う。
ａｕやソフトバンク･･･ａｕはW62･63シリーズが安い。シンプル一括として、事実上0円でやっている機種がいくつもある。Ｗ６５ＴやＷ６３ＣＡも無料に近いのでおすすめだろう。年齢限定でキャッシュバックもやっているから、ＭＮＰを使ったとしてもタダに近い感覚でのりかえられるということだ。一括0円の機種を選べば980円+315円で最低毎月の支払が始められる。ソニエリのＷ６４Ｓは意外に高い。しかし新機種のＣＡ００１やＨ００１にシフトしてくるからＷシリーズはこれからも下がると思う。
ソフトバンクも、最新の930シリーズはもちろん高い。端末代だけでも、とくとくわりを使っても2000円以上するものがゴロゴロしている。オムニアなどのスマートフォンも月賦が1200～1500円する。ここもねらいめは920とか830シリーズだろう。921Ｐはビエラケータイでも実質0円、830ＣＡは月々380円だからお買い得といえる。820シリーズだと実質0円つまりタダというのもけっこうあるが、やはりちょっと物足りないという部分もある。
唯一831ＳＨは新製品で機能もてんこもりなのに端末割賦代が480円と抜群に安い。これはもっともＣＰの高い機種といえるし、ヒットは間違いないと思う。初めて使うユーザーにも不足はないだろう。

総体的にａｕやソフトバンクの旧機種のほうが魅力があるようにみえるのは偏見か。旧タイプといっても性能は全く古臭くない。最新のガジェット機能などを使えないくらいで、機能に全く不足はないといっていい。ならば、新しい機種を急いで買う必要もない。こなれて定評も人気もあるケータイをタダ同然で買うのが正しいと思うのだがどうだろうか。