エポック

トヨタがとうとう超小型車ｉＱを発表した。日本でも来月11月から発売されるという。私はこれは重要なニュースだと思っている。日欧で10万台が目標というが、もっと売れるのではないか。軽自動車よりも短い車を世界一の自動車メーカーが先駆けて発売するというのはすごいことだ。トヨタよくやったといいたい。同時にそれだけの小さいクルマをうらざるを得ない世情とメーカーの思惑が感じられてなにか寂しい。
かっては大きく早くカッコいい車がいい車の理想だったのが、いまは燃費がよくてＣＯ２や排気ガスをまきちらさない車がいいとされる。世の中もユーザーの意識も変わったのだ。だから10万台よりももっと売れそうな気がする。そしてＩＱがヒットしたら他のメーカーだって競合車を出すかもしれない。日本は国土が狭いことからもともと小型車を作るのはうまいけれど、この超小型車は新たなジャンルを作るかもしれない。