遠い落日

［東京　１３日　ロイター］　アーバンコーポレイションは１３日、東京地裁に民事再生法の手続き開始を申請したと発表した。同地裁は申請を受理し、保全処分命令と監督命令を出した。同社の発表では７月末時点の負債総額は２５５８億円で、東京商工リサーチによると今年最大の企業倒産となる。

ガソリンを入れる。会員価格でリッター173円。40リッターも入れたら7000円近い。ほんの少し前まで120ー130円だったことを考えると何千円も高くなってしまった。ガソリン価格が高くなっても、別に燃費も走れる距離もよくなるわけではない。この費用の増加はそのまま車の持ち主が負担することになる。片道で2000円以上負担が増えたら往復で4000円。家族でほぼ1回外食できる費用がふっとぶことになる。これでは外食においそれといけるわけがない。かっては外食するためにクルマにのってでかける。今では、クルマに乗るために外食を諦めねばならない。

アーバンが息の根を止められた事は、ほんの前置きにすぎないと思う。自動車業界がとりざたされているが、その前に建設業界はとっくに青息だ。新築のマンションなど必要ないし、民間も官の工事も緊縮している。これ自体はいいことだ。しかし建設業界も関連の業種は多い。この不況がどんどん拡大しなければいいとは思うが･･･ムリだろうな。
落日はまだまだ遠いのか、それともすぐ前にきているのか。
人は削らなければいけない。しかし作業はこなさなければならない。ムリがムリを生む。