この牛丼屋大丈夫か？

ぶじにＮ店での3日間の研修を優秀な成績で終えた（と思っている）私は、はじめて本来の勤務店であるＨ店にきのうはじめて勤務した。ここはＮ店よりははるかにヒマですよといわれていたけれど、それほどにはヒマではなかった。多くの流動客がひっきりなしに往来するＮ店と違ってＨ店は住宅地の様相もあるので家族連れやテイクアウトの客が多い。いわば郊外のロードサイトにあるファーストフードの感じである。れっきとしたＪＲの駅前という立地でありながら･･･
なんとか初仕事はこなした。しかし帰る前に次のシフトを確認しようとして驚いた。
シフトの予定表に名前が書かれていない！私のではなく、他の人々のだ。
たとえばこのくらいの規模の店だと、最低前に一人、後ろに二人はいる。前が注文を聞いて後ろに伝え、後片付けやテイクアウトを作る。後ろは洗いものや調理やしこみをする。これはどんな飲食店でもそうだろう。
しかし予定表に必要なだけの名前が全くかかれていないのだ。ある金曜日など、全員Ｘ。つまりもっともかせぎどきの夕方のデイナー（この店はランチはあまり期待できない）の時にバイトが一人もいないのだ！
よくみれば、夕方3人揃っている日など1月のうちに数日しかない。そこで私は聞いてみた。
「あまりみなさん、入ってないみたいですけど･･･｣
「そうみたいですね･･･｣
「全然人がいない日なんかどうするんですか？｣
「よそからヘルプを頼むんじゃないですか？私もＭ店のヘルプですから･･･｣
「そうなんですか。こんなに制服や靴がおいてあるのに人がいないんですか｣
あきれる私に、ここは慢性的に人がいない。そこで他のバイトが余っている近隣の店にヘルプを慢性的に頼んでいるとのこと。
こんなんでこの店のレベルアップとかはかれんのかなあ？ということはいくらでもシフト入りたいほうだいじゃん！
私がこの店のエースのバイトになる日も近い。私にその気力があればだが･･･
これがいまのファーストフードの1側面である。