略奪の季節

今年のニュース、その中でも私達下賤の者たちが喜ぶしもネタは今年は豊富だ。報道されるものがみな男女の下半身に関係している。今年の最大の話題は不倫問題だが、こうも一般的になってくると不倫があたりまえに思えてくる。バレたあとの謝罪方法や会見の仕方をあれこれ評論するという、訳のわからない風潮。不倫はどうするべきなのかどうなのかを正面からとりあげないと。

乙武氏の不倫騒動が凄まじいが、これも何だか話題作りの一つのようなきがする。騒ぐだけ騒いであとはぱったり。それはそれでいいのだけれど。しかし二年前埼玉で女子中学生を誘拐し二年間育てた大学生は、ある意味すごい。しかも千葉大学の卒業生というから、千葉県民としてはおどろくしかない。23というその年齢といい、爽やかな外見といい、もはや外面からみても犯罪者はわからない。中学生がさらわれるにはそれだけの説得力があつたのかという疑問が生じる。また収入のない学生が二人の生活を支えるにはどうしたのか？住んでいたマンションといい、相当な経済力の裏付けがないと到底できないことである。

ことしの事件は奪う、さらう、誘拐するというものばかりだ。殺すとか殴るよりはいいのだろうか？たいして変らない気はする。