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死にいたる肉 [疑問]

焼き肉チェーン店「焼肉酒家(さかや)えびす」の集団食中毒事件で、死者3人を出した砺波(となみ)店(富山県砺波市)を利用し、発症した客の8割以上が4月22、23両日の来店客だったことが富山県の調べでわかった。運営会社の「フーズ・フォーラス」(金沢市)は直前の4月19日前後にユッケに使った肉を仕入れており、同社はこうした肉が汚染されていたとみている。厚生労働省によると、えびすでの腸管出血性大腸菌による食中毒患者(疑い含む)は7日午後5時現在、富山、福井、神奈川の3県で計102人。うち4人が死亡、24人が重症だ。富山県生活衛生課の調べでは、砺波店で食事をし、食中毒を発症した客は51人と患者全体の半数を占める。このうち22日に来店した客が14人、23日の客は29人だった。同店の客で重症患者は14人で、すべてこの2日間に来店していた。22日に来店した客のなかには、腸管出血性大腸菌O(オー)111に感染し、同29日に死亡した富山県高岡市の男児(6)もいた。23日に家族で来店した女性(43)と母親(70)も相次いで死亡した。(朝日新聞)

集団食中毒というのはよくあるが、未曾有といってもよいのではないだろうか。チェーン店であったために福井や富山という割合離れた場所でスポット的にしかも集中して発生した。まさに伝染病なみの怖ろしさだ。そもそも細菌に犯された肉の怖さを我々は知らなかった。一番知らなかったのは肉をおろした業者と仕入れた焼肉やだったろう。土下座した社長も悪いのだろうが、肉をおろした側の責任も小さくはない。「うちの肉なら大丈夫だろう」「いままで大丈夫だからこれまでも大丈夫だろう」

しかし大丈夫ではなく、なにげなく食べた客たちがひどい目にあっているのである。ユッケはいまの生肉嗜好とあっているからこれの飲食を禁止することは厳しい。捜査はまだまだ続くが、このまま食べられなくなることも避けたいものだ。

 フーズ社の内部資料によると、22日の直近で食肉卸業者「大和屋商店」(東京都板橋区)からユッケに使っていた肉が納入されたのは、21日(10.7キロ)、19日(5.3キロ)、16日(10.5キロ)だった。フーズ社関係者によると、肉は納品当日から数日間で使用されるため、同社は、22、23日に客に提供された肉は19日前後に納入された可能性が大きいとみている。


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