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甲府鳥もつ煮 [料理]

年々人気も話題も出るB級グランブリ、今年は神奈川県厚木市で開かれたようだが、最大に沸騰したようだ。シロコロホルモンや焼きそばがこの大会の優勝によりB級どころかすっかりメジャーになってしまった。ちょうどM1のように、芥川賞のように、実力をアビールしてっとりばやく知らしめるためにはまずこのコンクールで優勝することだということが浸透してしまった。B級グランプリの開催地にしてもその大会の開催意義は大きい。全国から40万人も集まればその交通費や宿泊費食費などの生活費だけでも経済効果は大きい。当然現地に落ちるお金も莫大なものになるが、なによりもその開催場所が全国に知られるという効果がある。その開催自体が町の振興に役立っているのである。

参加する団体が46にもなると、ほぼ各都道府県にひとつずつくらいのエントリーになる。そのうち公平を期すために、高校野球のように各県ごとに予選をして1団体しか選ばれないようになるかもしれない。というのも、もともとは従来からあるB級メニューを発掘したり発展進化させたりして地域代表メニューとするのが本来だろうが、このころは地域おこしや宣伝のためにあるいは宣伝の食材として新たに考え出して創出されたメニューも少なからずあるからである。後から作られるメニューとなれば、同じ地域でいくつもB級メニューが生まれる可能性も出てくるだろう。

また朝日などでとりあげられた結果の投票方法も再考が必要だろう。大会現地で食べた人が箸を投入しその総重量の重さを比べるという方法自体はいいと思う。しかし現地でその場で実食した人意外に過去食べたことがある一般の人からネットなどで投票してもらうという方法もいいだろうと思った。またそもそもこの大会はエントリーする、つまり大会に選手として出場できる代表団体になること自体が大変らしい。つまり正会員になることがとても大変だそうだ。これはそもそも地域発展まちおこしというエイムが重視されているからだろうけれど・・・

さてとにかく史上まれにみる激戦(次回はもっとすごくなるだろうけれど)になった大会結果は僅差で初出場の甲府の「鳥もつ煮」となった。これを聞いたとき、「やった!」と思った。そして鳥もつ煮?なんだそれはと思った。いつのまにそんなものが開発されたのだろうか。それとも地元では誰でも知っていて、私だけがしらなかったのだろうか。それにしてもかって若きころは月に一度は甲府に下りて、朝のバスが出るまでの間つかのまに仮眠をとった。そしてバスに乗ればいよいよ登山がはじまる。山からおりて懐かしい甲府の駅舎を見るとほっとしたものだった。そんな懐かしい地名が連呼されるニュースを聞くと数十年前の記憶が一挙に蘇ってくる。

今回の優勝で甲府の鳥もつ煮は一挙に有名になり鳥もつ煮を食べにくる人も甲府を訪れる人もたいそう増えるだろう。それはとてもいいことだ。登山ブームでもあるから南アルプスの聖地甲府ももっと光があたっていい。日本の中心のひとつが松本や長野であるとするならもうひとつの中心は甲府であると思う。東京から近いためにかえって盲点であったが今回の躍進もあるからもっと注目されるべきだ。甲府に注目せよ!

 


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