もっとも安い携帯とは

今回は端末そのものの値段ではなく、携帯電話の通信料金の話。学割は考えないで、学生ではないふつうの人の場合とする。ａｕとドコモはほとんど同じなので、ａｕとソフトバンクを比較してみる。

まずａｕでもっとも安いのは、シンプルプラン+自分割で、1560円の基本料金を半額にする場合。したがって基本料金は780円となる。これにネット接続料315円を加える。780+315＝1095円が基本になる。315円を加えないで780円だけにすることは、不可能ではないだろうがあまり意味はない。そうしてしまうと通話もメールもすべてそのつど料金が加算されてしまうからである。なによりそのまえにメールができないだろう。そしてａｕの最大のメリットは315円を+することにより、すべてのＥメール送受信が無料（ガンガンメール）になることである。まとめると1095円の中身は、

通話はすべて有料（無料通話がついていないから）、しかも高い（1分間42円）。

メールはすべて無料。ネット接続･サイト利用は有料で、上限4410円。ダブル定額や定額ライトはつけられない。

ソフトバンクで一番安いのは、もちろんすっかりおなじみのホワイトプラン980円。これもＳ！メール315円をつけないとメールもネット接続もできないから、当然のごとくつけることになる。これも無料通話はない。

ａｕやドコモと違うのは、同じソフトバンクに限り1～21時までは話し放題。他のキャリアと21～1時までは1分42円。

メールもソフトバンク同士に限りＥメールもショートメールも無料となる。他のキャリアとは有料であり1通3円くらいからになる。

ネット利用はａｕドコモ同様4410円上限となるが、1029円定額も使える。

ａｕとソフトバンクの違いは、わかりにくいがおおよそ次のようになるだろう。

ソフトバンクの人としかメールも電話もしないなら、文句なくソフトバンクのホワイトプランのほうがトク。

夜間を除けば、ほとんどタダで電話もメールもできるからだ。

ソフトバンク以外の人ともひんぱんにメールするなら、ａｕのほうがいいだろう。メールがどの相手でもしほうだいだからだ。

他社にひんぱんに電話をする人は、どこのキャリアも有料となるから、これらのプランはやめて、もっと無料通話の多いプランに変えたほうが、結果的にはトクだろう。

ａｕは、通話定額プラス390円を足しても、わずか3人のａｕに対してしかカケホーダイにならない。ただし24時間かけ放題ではあるが･･･。これも、3人以外のａｕや他社ととよく話したりするのなら、同じことになる。

さらにこれらを要約するなら、

メールだけしか使わないならａｕ。メールも通話も同じキャリアだけですむならソフトバンク。同キャリア･他キャリア双方にそこそこメールも電話もするという人は、その他キャリアへの通信の頻度がカギになる。

とりあえず持つだけ、というのなら1095円ＶＳ1295円でａｕのほうが少しだけ安くなる。使い始めるとこの200円の差などなんでもなくなるけれど。

いずれにしても、無料でない分についてはきちんと管理しないと、思いもかけない請求がくることにもなるから注意が必要だ。