やりようによってはそれほど高くないａｕドコモ

イーモバイルやソフトバンクをとりあげていると、他のビッグキャリアのドコモやａｕは、やっぱり高いのか、と思われてしまうだろう。
確かに高い面もある。しかし逆にそれはイーモバやソフトは価格の面で勝負せざるをえないという側面もあるからと思わねばならない。その上に、彼らは絶対に儲けるという目標を取り下げはしないということもある。
だから日本のケータイはいつまでたってもＳＩＭロックをはずされはしない。消費者が自由にケータイをまず選べるということは当分ありはしない。ユーザーよりも、まず儲けることが第一なのだから。

それはさておき、ＡＵやドコモも、いま家族間の通話やアイモードメールやＣメールは無料である。
この点はイーモバイルやソフトバンクと同じである。（イーモバはメールは有料）
そして最低の通話基本料金が980円というのも、パケット定額が1000円からというのも同じである。
しかもａｕもドコモも、このプランでも1050円分の無料通話がついている。
これがソフトやイーモバとちがうところだ。イーモバやソフトバンクは他社と電話するときは必ず最初から有料となる。しかしａｕやドコモはこの1000円分までは、同じキャリアでも他社とでもタダで話せる。

このような特徴から、次のようなことがいえる。
同じキャリアでは、家族としかメールも電話もしない。
電話やメールをする他人はみんなソフトバンクやａｕなど他のキャリアが多い。

このような条件なら、ドコモやａｕもそれほど料金は高くなるまい。しかし1000円の無料通話というのはたかだか25分くらいである。どこのキャリアであれ家族以外とよく話すという人はもっと上のプランか、やはりソフトやイーモバの、ぐっと他のキャリアとの通話が安くなるオプションをつけたほうがいいだろう。

結論。家族としかメールや電話をしない人なら、あえてソフトバンクやイーモバを選ぶ必要はない。家族がいない人なら、ソフトバンクやイーモバイルのほうが相手を選ばないから安くなるといえるだろう。
いずれにしても、端末価格が安いものを選ばないとたかくなってしまうことはいうまでもない。

この子も、やりようによっては安くなるかもしれない。