ころころ変わる

いま、私の職場では「あそう風｣とか「あそうと｣などということがはやっている。
前にいったことと、今度いったことが違っているときに「おまえはあそうとか！？｣とつっこむのだ。
むろんわが国の某総理大臣なる方が、同じ対象物件に対して聞かれるたびにコロコロ意見や感想を変えることをもじっていっている。これは恋人同士の会話でも使えるだろう。
「なんなの？こんどの休みの日にドライブいくって約束したじゃない？いつもあなたはそうなんだから！あなたはあそうなの？｣というふうに･･･。
こんどの郵政民営化について過去に賛成か反対だったかの意見も、なかなかこの方らしくてむしろ面白い。
これほど意見をめまぐるしく変える首相もかっていなかったろうと思う。間違ったことを直ちに直すための意見の変更ならよいのだが、どうもそうではないようだ。こうなると、その意見が正しいかどうかというより、その意見を変えないほうが正しい意見だと思ってしまう。
もっとも、コロコロ変えるのはこの人だけではない。景気のいいときは引く手あまたで外人だろうがなんだろうがどんどん採用して、売れなくなると1万人や1000人単位で首きりをして平然としている経営者や企業も私の眼には同じに見える。