絶たれた夢

川崎署は２３日、東京都世田谷区奥沢、弁護士角谷裕史容疑者（３５）を公然わいせつ容疑の現行犯で逮捕した。
　発表によると、角谷容疑者は２３日午前１１時半ごろ、ＪＲ横浜－川崎駅間を走行中の小田原発東京行き東海道線普通電車（１０両編成）内で、座席にいた神奈川県藤沢市の女性会社員（２７）の前に立ち、下半身を露出した疑い。
(読売新聞)

八王子で言語道断の事件がまた起こった。たいした理由ではない。また、どんなに本人にとってはたいした理由でもまったく無関係の人間の命を奪っていいということは絶対あるまい。ちょっと嫌なことがある、仕事がうまくいかない、彼女にふられた、親に怒られた、その程度のことがあるたびに周囲の人間が殺されるのではたまったものではない。「今の若いものは･・｣ということは絶対いいたくないが、老若男女をとわず、こらえられない人々が増えているのではないか。「キレる｣という言葉があたりまえに使われる。昔はそんなに使われる言葉ではなかった。そう聞いても違和感がないくらいに切れるケースや人々が増えて一般的になってしまったからではないのか。
何でもガマンすればいいということはないが、必要ながまんをしてそれを解決できる力をもっていないということは生きる力が欠如しているということだ。
ストレスがあると他人の女性の前で開帳してしまう弁護士。司法試験を突破するだけの力しかなかったということなのか。八王子で女子大生の人生を絶った33歳の男も、この弁護士も共通点がありそうだ。