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なぜ肥満になるのか [ダイエット]

自分がもし医学的にれっきとした肥満だった場合は、やはりできるだけやせるような努力をしたほうがいいだろう。肥満を気にしない人はいいのだが、気にするのだったら正しい方法でやせるような努力がいい。
どうしたらやせられるかのまえに、どうして太るのかの原因をしったほうがいいだろう。
太ってしまう原因を知れば、その逆をやれば少なくとも今以上に太ることは避けられるはずだ。
太りやすい体質というのも確かにある。たとえば中国の人は中肉やスリムな人でも驚くほど食事を結構大量にとる。そして脂っこい料理ばかりなのにそれほど太っている人はみかけない。しかし日本人なら彼らと同等に食べていたらたぶんすぐに太るだろう。これなどはやはり生まれついての民族的体質が関係するのだと思う。
しかし体質的な原因を除けば、太る理由ははっきりしている。食物からとるエネルギーが消費するエネルギーよりも多ければ、それが長く続けば必ずふとっていく。つまり貯金したエネルギーが脂肪となって体に蓄えられていく。これが何年も続けば立派な肥満だ。そして太るのはたやすいが、やせるのは実に困難である。
学生時代が終ると大半の人は運動量が減って椅子に座りきりで事務をしたり電話をかけたりしてカロリーの消費量が減る。その一方で食べるほうは酒やビールや脂の多い食べ物などでカロリーの摂取量は増えていく。せっかくカロリーをとっても消費されないから贅肉に形を変えて体に蓄積されていく。これが肥満の主な原因となる。
太らないためには、やせるためにはこの逆をしなければならない。
食事は控えめに、運動は多めにというのが基本的原則である。
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